OpenIndiana Hipster を使ってみる。
Advent Calender に誰も書かない件
この記事は、Solaris Advent Calender 2016の7日目です。
ええ、誰も書かないので書き始めましたよ?
OpenIndiana とは
OpenIndianaとは、今は亡きOpenSolaris(OpenSourceで公開されたSUN純正のSolarisのディストリビューション)のクローンです。
OpenSolaris最後のリリースであるb151をベースに開発されています。同じくOpenSolarisの派生にはOracle Solaris11 がありますが、現在ではだいぶ違うものになっています。
Hipster リリース
さてあまり動きのないOpenIndianaですが、先日最新版のHipsterがリリースされてます。
Hipster の主な特徴は以下の通り。
- Intel KMS対応
- Gnomeの代替としてMateを採用
- boot loader として grub の代わりにFreeBSD loaderを採用
- Python2.7の採用
- SunSSHの代替としてOpenSSHを採用
そのほか、最新版のソフトウェアがいくつか採用されています。
- gcc 5.4
- GoLang 1.6
- PHP 7.0
- NGINX 1.11.5
- MongoDB 3.3
Hipster のインストール
LiveDVDイメージから不通にインストールできます。LiveDVDでブートすると、GUI InstallerとText Installerの両方デスクトップに入っているのが新しいですね。
ちなみに、hipsterのイメージは、OpenIndianaのダウンロードページからリンク切れになっています。
以下のように、latest もしくは日付付きのディレクトリから落とす必要があります。
http://www.ftp.ne.jp/OS/OpenIndiana/isos/hipster/latest/
OpenIndiana楽しいよ
ということで、OpenIndianaの紹介でした。大体、OpenSolarisを使ったことある人なら、問題なく使用できると思います。
まあ、あれです。PHP7とNGINXの最新版が入っているので、KUSANAGI on Solarisが現実味を帯びて来ましたね。
ということで、たぶん続きます。